私の自転車と周辺紹介

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2015年8月  太田 道夫 (第11代・昭和43年卒)  [記事番号:b0050]
ママチャリの進化型ブレーキ  (資料:無し )

先日、嫁から自転車のブレーキを見て欲しいと頼まれました。自転車は幼児2人を載せることができるいわゆるママチャリですが、フロントはサイドプルブレーキ、リアはバンドブレーキで、大人1人、幼児2人が乗るにはあまりに貧弱なブレーキでした。もっと良く効くブレーキはないかと探したところ、ブリヂストンサイクルの3人乗りの自転車が変わった機構のブレーキを採用していることが判りました。

カンパのデルタブレーキのように、ブレーキレバーを引くとブレーキ本体のパンタグラフアームがブレーキキャリパーの上部を動かし、支点を介してパッドがリムの方向に動く構造になっています。取り付けは簡単ですが、倍力ブレーキ同様、ワイヤーの調整が結構面倒でした。引きの軽さはサイドプルより若干マシといった程度ですが、効きは良くなったと嫁は言っています。商品名は「スマートコントロールブレーキ」といい、通販で2400円弱(送料別)でした。

スマートコントロールブレーキ カンパ デルタブレーキ

コメント

2015年8月 太田 道夫 (第11代・昭和43年卒)   [コメント番号:m0184]
その後、ネットでこのブレーキの評判を調べたところ、ブレーキ調整が面倒なこと、ダストカバーは付いているもののパンタ部の埃、汚れがつきやすいので数ヶ月に1度メンテする必要があるとのことです。一般ユーザーには少し面倒かもしれません。でもブレーキは効かなかったら意味がないですから、幼児を乗せる自転車には、やはり良いと思います。

カンパのハイグレード、レコードシリーズのデルタブレーキは90年代に入り廃番となり、サイドプルのコバルトに変わったそうですが、レースのような過酷な使用にはシンプルでメンテの容易な方が好まれたとのことです。用途によって最適なブレーキの種類も代わるということでしょう。

ところで幼児用の自転車のブレーキも貧弱なのが多いですね。フロントにはほとんどサイドプルがついていますが、引きが固く、幼児の握力ではとても無理。かと言ってVブレーキなんかにすると引きが軽すぎ、すぐロックしてしまいそうです。何か良い手立てを考えたいと思っています。

2015年8月 河野 良夫 (第9代・昭和41年卒)   [コメント番号:m0182]
またまた、息子さんのお嫁さんに、点数稼ぎましたね。このブレーキは、フロントのみなのでしょうか? とてもシンプルで、合理的な機構に見えますね。これにさらに、専売特許の倍力装置をつければ、もう鬼に金棒かも。

2015年8月 堀 洋三 (第7代・昭和39年卒)   [コメント番号:m0183]
日常用のママチャリの機能向上を計ろうとする太田さんに拍手です!!

物の本を見返してみると、カンパのデルタのオリジナルの発想は、シマノにあるようなので安心しました。80年代初頭のコルナゴにデルタブレーキが付いていて、真綿で首を絞める(?)如き利き味には驚いたものです。

元々サイドプルよりセンタープル・ブレーキの方が利きが良かった時代を経て、センタープルがベストと思っていたら、或る時カンパの素晴らしい利きの良いサイドプルが登場して、ワインマンとの違いは何だったのだろうとも思ったものです。

カンパのデルタは精密過ぎて、ゴミや埃りが付いた時のメンテが手間だし、利きの微妙な調整が難しかった等が、大レースに使われなかった理由でしょう。

BSのFブレーキは、それらの経験も生かされて作られた製品なのでしょうから、きっと目の覚める利き味なのでしょう。ブレーキ・ブロックと云うのは、タイヤ以上にベストな製品を作るのが難しいそうですが、カンパを含め、今のブロックはどれも結構固い気がしますが、左程リムの側壁を削るでもなく、利きも良いので不思議に思っています。

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