活動報告
2014年9月 鈴木 宏和 (第18代・昭和50年卒)
[記事番号:r0094]
ツール・ド東北へ参加 (資料:無し
)
9/14に開催された「ツール・ド東北」にW鈴木(鈴木幸/鈴木宏)で参加してきました。きっかけは5月にしまなみ海道を走った際、たまたま開催されてた「しまなみ海道サイクリング大会」と遭遇、沿道の方々からの熱い声援受け、地元の名産品おもてなしもあり好印象持ったので同様の機会あれば正式に参加したいと思ってた折り、当イベントを知った。加えて復興支援も大きなテーマとなっており、現地に出向いて現状を肌身で感じ、少しでも応援したい気持ちあったので参加しようと思い至った次第。
220Km, 170km, 100km, 60kmの4コースあったが、勿論60Kmコースへエントリー、全参加枠3000名に対し応募6000名だったが幸い当選出来た。前日にはケネディ大使も我らと同じ60Kmコースへ参加されると発表されて地元マスコミにも大きく報じられていた。
3連休渋滞避け前々日から車で向かい松島泊経由で前日に会場の石巻専修大学で受付け、会場で昼食の時には参加者同士で自然と談義も出来て明日に向け気分も盛り上がる。明日の足慣らし兼ね30km程市内を廻ってみたが至る所に震災爪痕があり胸が痛んだ。この日は近くに宿確保出来ず40km程離れた金華山近くに宿泊したが同様のサイクリスト達も10名近く来てた。
このホテルでは毎夕、任意参加で震災の状況を宿泊者に語り部としてスタッフの方が話しており「風化させないため自分たちで出来る事を後世に伝え続けるのが務め、こうして現地に出向いて頂けるのが何よりの励ましになり、ありがとうございます」と何度も言われて頭が下がった。
翌日は早朝5時にホテル発、指定の駐車場から会場に向かったが霧が立ちこめる中、ライト点灯したサイクリストが各方面から走ってる光景は幻想的だった。既に長距離組から順次スタートしており会場は圧巻の光景でサイクリングブームを実感した。我らS50年卒組にとって来年は卒業40周年となり、記念のTシャツ作製し着用で臨んだ。
スタートまでの間、記念撮影してると若い女性がこちらをチラチラと。こちらに気がある? と思う間もなく「立教のサイクリング部ですか?」と、胸のロゴを見ての事。現役3年生とかでボランティアスタッフ参加らしい。更にロゴ回りの「40th anniversary of graduation」見て「素晴らしい事です、頑張って下さい」と早くも励ましの応援受けて嬉しかった。
いよいよ最終60kコースのスタート、ケネディ大使の挨拶はひときわ大きな声援に包まれ、SPサイクリスト数名と共にスタートして行かれた。いくら60Kmとは言え日頃から走られてるのだなあと思った次第。
60kmコースは長距離と違い途中の通過時間制限ないので最後方からスタートした。途中、仮設住宅前では多くの方々から小旗振りかざし盛んに声援頂き胸が熱くなった。こちらも手をふりつつ応えた。昇り坂では下から上へ大きく風を送るように腕を振られて「それ、もう一息、頑張れえ」と大声援。
前半の40kmは海岸線のアップダウン連続できつかったが女川湾を望む美しい景観を堪能しながら写真も撮りつつペダルを回して進む。坂を必死に漕ぎながら走る横を女性含む若者からドンドン抜かれてよく観察するとペダルが軽く廻ってる、最近のロードレーサーはリア歯数が最大30-32枚(当方は28枚Max)あるらしく時代の変遷も感じた。それ以上に脚力差もである。
20Km毎に設けられた休憩スポット2カ所では女川さんま汁、雄勝ホタテ焼きが出されてとても美味しくいただけ地元方々とも交流できた。昼食は2つ目の休憩スポット近くのおそば屋さんで食べたが天ぷらがとても美味しく腹を満たした。しかるにゆっくり昼食とってるのは我らのみ、再び走ろうと休憩スポット見たらすでに撤収、とうとう最後発になったが気にせず走り出す。
信号待ちしてると沿道で声援送ってた女性がTシャツ見て「40歳?」と、40周年と言うと指折り数えて「えっ、60歳過ぎ、とても見えないです、頑張って下さい」と、こんなやりとりもしながら、後半へ。途中から折り返してきた長距離組と合流、休憩取りながら向かい風の中ゴールへ向かう。相方は歯数25枚にもかかわらず残り20kmを休み無く走り抜け脚力健在を見せつけられたが何とかゴールまで完走、大声援受けた。ケネディ大使は4時間程で完走したらしいが当方は6時間以上かけてのいつも通りのペースだった。
初めての参加であったが地元の方々からの笑顔で熱い声援、「来てくれてありがとう」の横断幕も随所で、恐縮するも「応援してたら応援されてた」という大会標語通りの思いに至った。我らより年配とおぼしきサイクリスト、女性サイクリストもかなり参加されておりサイクリングを愛する人たちの多さに感無量であった。
夜、打ち上げ兼ねやってると隣の席の方も参加されたとか、何と来年古希で170kmコースを完走と。住まいが川崎多摩川べりと近くでも有り話が弾んだ、経験まだ5年と聞き更に仰天、こちらは40年以上と言ったら、あちらが仰天。色々貴重な体験が出来たという思いに浸りながら翌日帰路に着いた。
スタート直前 | 稲刈り前の田園地帯を走る |
女川湾の景色堪能しながら一休み | ケネディ大使も颯爽と完走 |
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