活動報告

戻るボタン

2016年5月  浅賀 啓太郎 (第18代・昭和50年卒)  [記事番号:r0196]
2016年 佐賀物語  (資料:r0196.doc

5月21日から24日までの4日間、九州佐賀にて合宿を敢行した。きっかけは(51年卒)青木清子さんの「佐賀に行って伊藤さんに会いたいな!」の一声に賛同した50年卒全員。50年卒井上、長田、遠山、森田、鈴木宏和、鈴木幸治、中村、浅賀そして51年卒の青木さんの9名。2014年のしまなみ海道合宿以来の全員参加だ。佐賀は同期の伊藤輝久氏のふるさとであり、公務員として地元に貢献し定年後はご隠居さんをしている。方子奥様も大学時代からの知り合いだ。

出発を前に心配事があった。 4月にミニベロ DAHON Visc. P20 マンゴオレンジを入手し、今回初めての長距離走行となる。ロードレーサーとの走行性能差に不安。

5/21(土)

羽田7:15発(ANA451)便に乗って一気に佐賀空港に飛ぶ。

遠山氏飛行機遅延事件
宏和氏から前日に羽田空港国内線第2ターミナル出発C・D搭乗口703との連絡有。出発の10分前になっても遠山氏が現れない。何度も電話をかけるも繋がらない。事故か? 寝坊か? 1人脱落を覚悟した。繋がった。歩いていた。急げダッシュ!! 出発時刻を過ぎて機内に現れた遠山氏は短パン、黄色い幼稚園帽で悪びれていなかった。遠山氏曰く、羽田空港A出発口から入った。こんなに広いと思わなかった。

佐賀空港に無事到着、伊藤夫婦が出迎えてくれた。飛行機に乗せてきた3人はここで組み立て、我々ヤマト便組6人は佐賀駅前センターまで空港バス。

DAHON破損事件
ヤマトセンターで受け取り、組み立て、「あっ!! 壊れてる!!」DAHON組鈴木幸治氏と浅賀のハンドルストッパーが砕けていた。走行には支障無し。良かった。恐る恐る走りだす。徐々にスピードを上げる。

飛行機持込組と「芦刈ふれあい海遊パーク」で合流予定。周囲は一面実った大麦畑、ビールの原料となる。快調に飛ばす。海遊パーク手前で3人+伊藤夫妻と出会った。海遊パークでコンビニ調達した昼食。伊藤夫妻は我々の専属カメラマン兼ガイド兼荷物運搬。更に車載の飲み物の提供も……ありがたい。眼前の有明海の干潟にはあのムツゴロウが飛び跳ねていた。初めて実物を見た。

今日の目的地武雄温泉に入る前に、有名なTSUTAYAに管理を委託した武雄市図書館に立ち寄る。入ってびっくり! 佐賀なのに若い人たちが一杯。子連れのママ、おしゃれな美人、スタバのカウンター。民間委託の成功例。

今日の宿、武雄温泉「京都屋」に到着。本日の走行距離40Km。温泉に入って、ゆっくりして、夕食宴会。本日のゲストはNBC長崎放送の現役アナウンサー51年卒平松誠四郎氏。長崎からわざわざ来てくれた。

遠山激変貌、認知不能事件
ここから平松氏の記憶力テスト。なんといっても40年ぶりの再会だ。すっと分かったのが3人。話しながら思い出したのが5人。どうしても最後まで一致しなかった1人。無理も無いよね。白髪で薄毛で太ってる。

佐賀は狭い! 運命の黒(赤?)い糸事件
宴会後平松氏を見送りに玄関に行くと何か騒がしい。「浅賀の奥さんが居る!!」われらが佐賀に行くと聞いて、妻も有田焼きを見に行きたいとなり、友人と1日早く出発した。どこに泊まるとかは聞いていなかった。これ本当! 同じ旅館の隣の部屋で偶然玄関で出会うとは。

5/22(日)

出発前に武雄温泉楼門が1時間限定公開中と聞き見学に行く。温泉街の路上では朝市開催中だった。東京駅を設計した辰野金吾の設計で大正4年(1915年)に完成した。平成17年に国の重要文化財に指定。平成25年には保存修理が行われ、建造当時の朱色が復元された。

いざ出発、すぐに上り坂、今回の合宿の最大の峠超え。100mなんて何のその。突然古い町並みが現れ、有田焼き関連のお店がずらり。有名な香蘭社、柿右衛門窯元を見学後、有田焼卸センターに行く。ゆったりとしたスペースに両側に広いお店。トイレ内も有田焼。われら焼き物に関心を持つ世代は、配偶者にお伺いを立ててお土産に熱中する。

本日の宿、伊万里グランドホテルに到着。本日の走行40㎞、自転車は玄関ロビーに駐輪。

中村氏スリッパ事件
夕方を待ち、近くの創作和食と鉄板焼き「櫓庵冶」に向かった。「あれ、中村その足なに?」公道をホテルスリッパで歩いてる。

佐賀はどこでも酒も料理も旨い。この店の銀座支店が7/6にOPEN。佐賀ラン反省会のお店に決定! 銀座になじみのお店が出来た。江口店長宜しく!

5/23(月)

伊万里から唐津に向けて出発した。毎日が晴天。うれしいが少し暑い。車の多い国道を避けて行くつもりが、分岐点を過ぎて走ってしまった。やはり国道は大型トラックが多く怖い。われら安全第一! このランではスマホのカーナビが大活躍した。「その先右折してください」

長田氏財布紛失事件
田舎の道を軽快に走って、日陰で休憩していると「財布が無い!!」長田氏が30分前に休憩したところに置いてきてしまった。取りに戻ると言う。せっかく上った坂を下り、国道を走るの?? 戻ろうとした長田氏「フロントバックにあった。お騒がせしました」

唐津に向かう途中、伊藤氏が勤務した小学校(今は廃校)に立ち寄る。昼食は「唐津うまかもん市場」にて唐津バーガーと佐賀牛コロッケ。これも旨い。ここで伊藤氏のお姉さまとばったり出会った。甘夏ゼリーを頂いた。やっぱり佐賀は狭い!

ここから唐津は10㎞ほど。心も身体も軽くなり、DAHONも一層好調になる。唐津城を右にみてヤマトの西唐津営業所を目指す。ヤマト営業所に到着。本日の走行距離40Km、合計120Km。無事にみんな到着!!

遠山氏以外はヤマト便にて自転車と衣類を輪行袋に押し込み、身軽となった。東京から送るときは3534円、今回自宅に返送する費用は2348円。安くなった理由は往路は協定価格60Kgのヤマト便価格、復路は重量測り、15Kg価格。ありがとう。ヤマトの井上さん。

伊藤氏手配の10人乗りハイエースに乗り換え、唐津観光に出発。豊穣の秋祭り唐津くんち曳山展示場5番曳山鯛も見た。玄界灘を見下ろす唐津城、日本一とも言われる弓の砂浜、日本三大松原 虹の松原、景勝地鏡山頂上を巡った。

本日の宿、唐津ロイヤルホテルに到着。フロントで井上氏は奥様が送った衣類を受け取る。うらやましい。夕食は今日も宴会。刺身、煮物、天ぷら、みんな旨い。特に呼子活いかは厚みもあり、こりこりと絶品だった。

5/24(火)

井上氏宅配便事件
朝の事件発生、井上氏は昨日奥様からの衣類を宅配便で受取、今まで着ていた衣類を全て自宅に送り返した。翌朝着替えようと荷物を開封すると、送られていたのは下着だけだった。つまり今日着るシャツ、ズボンが無い。あわててフロントに走り、宅配便の発送を止めた。間一髪セーフ。旅の荷造りは自分でやること。

本日はレンタカーで佐賀観光に出発。まずは名護屋城。秀吉が文禄・慶長の役の際に国内拠点として築いた城。大阪城に次ぐ規模、全国から参集した諸大名、人口20万人、ガイドさんの説明とタブレットバーチャルリアリティにより甦った。途中おさかな村で海鮮丼を頂く。せっかく減らした体重が戻ってしまう。

幸治氏車中閉じ込められ事件
おさかな村に到着し、食事処に着席。1人足りない?? 中村氏の携帯に「出してくれ~」。幸治氏がまだ車の中だった。1人置いてきた。

車内熱風事件
食事後走り出すと後部座席から、エアコン止めてくれ。暑くて苦しい! 何を言ってるのだ? 分からない。あちこち調べると、閉じ込められた幸治氏が出たいがために、アチコチのスイッチをさわり、暖房されていた。

長田氏カメラ未遂事件
多久市の伊藤家訪問、この4日間伊藤夫妻には大変にお世話になりました。事前のルート研究、昼食、ホテルの手配など一切お願いしてしまいました。伊藤家では小城羊羹、コーヒーなどを頂きました。我々がくつろいでいる間、長田氏は奥様の撮影したデータを取り出し、編集すると意気込んでいたが、なぜか出来なかった。

多久聖廟、佐賀城本丸歴史館を見学。佐賀藩は鍋島の殿様のもと260年に渡って安定した藩政が行なわれ、教育に力を入れ、江藤新平、大隈重信などの人材を輩出した。青木さんは友人と合流し、中村、長田氏は佐賀空港、遠山氏は一人自転車、残る5名は博多に移動した。公式「2016年佐賀ラン」はここで解散。以降おまけです。

博多組は宏和氏いきつけの博多なべ処「中洲真屋」にて夕食。こんな旨いなべを食さないと損だよ。

5/25(水)

大宰府天満宮にて、脳細胞の活力維持を祈願してきた。ここは学問の神として知られる菅原道真公を祀る全国の天満宮の総本宮。焼きたての梅ヶ枝餅を味わいながら思ったこと。
「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」

今回の佐賀ランを勝手に総括すると……前期高齢者達、みんな無事に完走できて良かった。伊藤夫妻のサポートが充実していた。感謝感激です。天候に恵まれた(我らいつも好天です)。DAHONの走行能力はロードレーサーに引けを取らないことを確信した。次のおまけの事件もあったが大した事ではない。

宏和氏航空チケット紛失事件

浅賀氏確認よし! 事件
チェックアウト時、部屋で指差し呼称! それでも忘れ物。

「2016年 佐賀物語」はこれにておしまい。ページ上部の「資料」にも写真がありますよ。

麦畑の中を快適に🚲サイクリング🚲 武雄温泉で40年ぶりの懐かしい再会
武雄→有田への急勾配も何のその! 名護屋城址は説明ガイドで「歴史」を辿る

コメント

2016年6月 森田 由三郎 (第18代・昭和50年卒)   [コメント番号:m0232]
佐賀県にはなんもないと伊藤君が言っていたが、どっこい歴史と文化の宝庫であることを認識した。はなわ君が、松雪泰子は佐賀県出身を隠していると自虐ネタにしているが、呼子のイカを初め何を食べても旨いし、よくよく見ると女性は美人だ。

お土産は 1.佐賀市鶴屋の丸房露 2.松露饅頭 3.さが錦 4.小城羊羹 と、いずれも他の地方では見られない上品なお菓子ばかりで、肥前鍋島藩時代の異国のかおりがする。

佐賀空港から佐賀駅までの道路沿いで見た一面に実った麦畑は感動的だった。また唐津の鏡山から見た虹の松原と玄界灘の景色は実に素晴らしい。サミット会場の志摩賢島に勝るとも劣らぬ美しさ。

それにしても唐津ロイヤルHのイカ刺身はうまかった。博多の水炊き、鯛茶漬けと合わせてまた食べに行きたい。

以下の「投稿」ボタンをクリックし、表示される画面に必要事項をご記入の上投稿下さい。 なお、内容のチェックをさせていただきますから、公開までに多少のお時間をいただきます。

コメント投稿ボタン

▲Page Up