活動報告

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2019年5月  浅賀 啓太郎 (第18代・昭和50年卒)  [記事番号:r0275]
令和元年 ぐるっと琵琶湖びわ半合宿  (資料:無し )

「令和元年 ぐるっと琵琶湖びわ半合宿」

今合宿を振り返る。

みんな無事に完走できて良かった。今回もおおむね天候に恵まれた。(5/28日以外)昭和、平成を生き抜いた我ら、三つ目の元号を迎え、令和元年5月26日から29日までの4日間、琵琶湖半周合宿を敢行した。

2013年 北海道、2014年 しまなみ海道、2015年 佐渡島、2016年 九州佐賀、2017年 下北半島・函館、2018年 下関、山口に続く7年目の合宿ランである。昨年までは5日合宿であったが、さすがに今回は4日コースとした。琵琶湖半周であれば、基本的に峠は無いとの甘い考えである。

参加者は井上、遠山、鈴木幸治、中村、浅賀、51年卒の青木清子さんの6名。森田、鈴木宏和、長田は緒事情により出走を断念。今回も出発前の誓い「前期高齢者集団が無事に帰宅する事!」距離を求めず、様々な出会い(酒と肴)と感動(フナ寿司?)を求めてイザ出発。

1日目:5月26日(日)

東海道新幹線東京駅7:33発のひかり503号に輪行を持ち込み、米原でJR琵琶湖線に乗り換え、長浜に10:14到着。早速自転車を組み立てる。本日は晴れ。遠山氏は今回も単独行動、一本前の電車で関ヶ原から足慣らし走行中。長浜なんぞ、初めて来た。駅前の観光案内おじさんに、おすすめを聞く。

まずは長浜城、駅からすぐ、豊臣秀吉が浅井長政からお市の方を救い出した後に、織田信長から褒賞としてもらった秀吉初めての城。小さい城だった。次に訪れた長浜鉄道スクエアは、3つの施設からなる鉄道博物館。玄関口の旧長浜駅舎は、1958年に日本鉄道記念物に指定されている歴史遺産。長浜鉄道文化館は、長浜の鉄道史についての展示。北陸線電化記念館には、D51蒸気機関車。長浜は物流の拠点だった。

そろそろ昼だ、スクエアの窓口で聞く。美味しいサラ飯はどこ? すぐ近くの有名店のうどんや支店を紹介してもらった。正午前で大正解だった。美味かった。

次に訪れたのは黒壁スクエア。江戸から昭和初期にかけての古い町並みをリノベーションした店舗やカフェが立ち並ぶ。黒壁ガラス館は銀行跡を利用した施設で、国内外のガラス製品が多数並ぶ。昨年の川越小江戸ポタリングを思い出す。多くの観光客が訪れていた。自転車は移動の手段としては最高だ。どこにも素早く移動でき、駐車にも困らない。

ここで関ヶ原から走ってきた遠山氏と合流。これから右に琵琶湖を眺めながら、ひたすら彦根城を目指して走る。近世の城で天守が残っているのは、弘前、松本、犬山、丸岡、彦根、姫路、備中松山、松江、丸亀、松山、宇和島、高知の12城。その中でも松本、犬山、彦根、姫路、松江の5城の天守は国宝。彦根城は、平成8年に大改修が完了。天守の6万枚にも及ぶ屋根瓦の吹き替えと白壁の塗り替えが行われ、現代に美しく蘇っていた。城内の規模と風格ともにすばらしい。さすが国宝だ。ゆるキャラで有名な「ひこにゃん」にも会えた。天守閣にも登った。

今日も無事に、かんぽの宿「彦根」に到着。本日の走行距離20㎞。

2日目:5月27日(月)

今日も晴天だ。琵琶湖を南下、湖岸からは少し離れたベルロードを時計回りに走る。荒神山を右に見て、朝鮮人街道をひたすら走る。麦畑や野菜畑の間を軽快に走る。佐賀ランの時にも、一面麦畑だった事を思い出す。何で朝鮮人街道なのだろう?

琵琶湖周辺のため予想通り高低差は少ない。楽勝だ。
昼前に近江商人のふるさとと言われる五個荘に着く。歴史ある裕福な商家が軒を連ねている。伊藤忠の基礎を作った伊東忠兵衛、ふとんの西川産業の西川甚五郎も活躍した。
観光客は我々以外見当たらない。月曜日はお休み施設も多い。

そろそろ昼だ。腹が減った。昼飯を探そう。あちこち訪ねて、聞き回り、訪れると皆お休み!! なんてことだ、こんな観光地なのに、昼飯も食えない。「飯とトイレはあるときに済ませろ!」鉄則! 最後にたどり着いたのは、ローソンだった。ほんとにコンビニエンスだ!! 感謝!

腹を満たして、次に目指すは安土城跡。走って城跡に到着。気温も高く結構疲れた。安土城は信長が権勢を示すために作った荘厳な巨大な城であるが、今は城跡。登頂組と待機組に分かれた。待機組は少数だったが自分の体力に応じた自己責任の行動が尊重された。

近江八幡グリーンホテル近江八幡に到着。ここでも自転車保管用の別室を用意してくれていた。高価な自転車につき、感謝!!

夕食には早いため散策に出た。近江八幡も歴史のある由緒のある古い町並み。八幡堀では、白壁土蔵や石垣の景色は、風情を感じる眺め。中村氏が昔何度か訪れていて案内してくれた。古い町並みは是非残したいものだ。忘れてならない発見もあった。私も一年中お世話になっているメンタムリップを作っている会社、近江兄弟社がここにあった。この地では小中高校を経営する地元基幹企業だった。

日も暮れ夕食のお店を探す。ホテルフロントのおすすめ、「ひさご寿司」のれんを潜った。もしかしたら高級店?? その予感は正しかった。勇気を振り絞り名物、ふな寿司、鯖寿司を注文した。清水の舞台を飛び降りる気持。鯖寿司は、大きさ・質量・味の点から値段にふさわしい味わいだった。ふな寿司は極薄く、表面積も小さい。味もしょっぱかった。でも納得した。これが現地で食する本物だ!!

本日の走行距離40㎞。

3日目:5月28日(火)

朝起きると天気予報どおり、強くはないが雨が降っている。終日のようだ。どのように大津まで行こうか? 走るか? 輪行するか? ここまで来たのだから走るか?? 走ろう!! 雨中の走行安全を期して、遠回りでも安全な湖岸のサイクリングロードをひたすら走った。すれ違う人もない中、快走した。

そのうち雨の中でも遠くに橋が見えてきた。琵琶湖大橋のようだ。橋のたもとに着く。橋の中程までは登りになる。橋の頂上で記念撮影。橋を下り、琵琶湖の対岸に着く。更に南下した。有名な雄琴温泉を通り過ぎ、比叡山坂本駅に到着。ひたすら走ったのでまだ午前中。延暦寺に行こう!。

パンク修理の遠山氏を残し、5名は自転車を有料駐輪場に預け、延暦寺に向かう。バスとケーブルカーに乗り、霧の延暦寺に着く。大改修中のため外装は覆われていたが、内部は公開されていた。さすがの延暦寺!! 信長にも楯突いた一大勢力だったのだ。山内で昼食の延暦寺そばを食し、下山した。

パンク修理を終えた遠山氏と合流し、大津市を目指し、雨中をひたすら走る。最終宿泊「ホテルピアザ琵琶湖」に全員無事到着。良かった!! ゆっくり荷物をまとめ、輪行してヤマト運輸を呼び、預けた。ヤマトありがとう。ホテルの夕食では、完走と皆の無事を感謝し、肴と近江牛と清酒をたらふく頂いた。神様、皆様、無事の完走ありがとう!!

本日の走行距離40㎞。合計100㎞を越えた。

4日目:5月29日(水)

皆そろっての朝食後、令和記念ランを解散した。以降各自自由行動とする。コース検討や宿泊予約など準備してくれた宏和さんありがとう。あと2年、70才まで続けられるかな?? 続けたいな!!

彦根城登城 初夏の琵琶湖路を🚲快走🚲
彦根城お堀端で一休み! びわこ大橋制覇!

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